パティシエという仕事を頑張ってきて良かったと思える瞬間

パティシエ トーク

こんにちは。
今日は”パティシエという仕事を頑張ってきて良かったと思える瞬間“についてお話ししたいと思います。
パティシエになりたい、興味がある、パティシエになるメリットって何だろう…と感じている
そんな人に読んでもらえると嬉しいです。

誰かの特別な日に自分の作ったケーキが参加できる!!

誕生日や記念日などお祝い事に登場するケーキ!
大きな物になると、ウエディングケーキやパーティー用のケーキなど…
ケーキやデザートが登場する場面は誰かにとって特別な日!という事がよくあります。
その特別な時間に自分のケーキを食べてもらえると思うといつもわくわくします。

自分の働くレストランで自分の作ったケーキをお客様に出させていただいた事があります。
お客様の
すげーー!!!
可愛い〜!!!
ありがとう!!!
などの言葉が本当に嬉しくて、更に実際にケーキを見て喜んでくれているお客様を目の前にして、思わずその場で泣いてしまいました。
おめでとうございます!と笑顔で拍手しながら目は大粒の涙…という状況でした。

また、ウエディングの会場にて実際にパティシエとして入らせていただいた時も感極まる物がありました。
新郎新婦にとって忘れられないこの1日に参加している…という事を改めて感じる事ができ、とても気持ちがひきしまりました。

その日が特別な日ではなくても、ケーキやデザートが特別な日にしてくれる!という事もあります。
新しい商品を考えたり、レストランのデザートをその場で創る時は
そんなデザートを作りたいなと思っています。

趣味が仕事のような物なので 仕事が苦痛ではない

きっと、お菓子が好き、お菓子を作るのが好き、何かを作るのが好き、誰かに喜んでもらうのが好き…
で、この仕事を選んでいる人が多いと思います。
“好きだから頑張れる”
のパワーは凄いと実感します。
もし、私自身が
お菓子は嫌い、何かを作るのが嫌い、人が嫌い…という人間だったら
この仕事は3ヶ月も続ける事が出来なかったのではないかな〜と思います。
華やかに見えて、地味な作業が多く、力仕事も多く体力もかなり必要です。
1日の労働時間も長いし、休みも少ない、給料も安い…
そんな仕事を続けてこれたのは
好きだから!だと思います。

日本人は海外の人よりも圧倒的に労働時間が長いです!!
人生の中で多くの時間を占める仕事の時間‼︎ それなら自分が楽しめる事をしたい!
と、思ったので私はこの仕事を選びました。
自分が楽しく仕事をしながら、誰かに喜んで貰える‼︎
なんて幸せな仕事をさせてもらっているんだろう!!!と今でも そう感じています。

技術をどんどん付ける事が出来る

パティシエの仕事は沢山の技術から成るものです。
最初は計量やパティシエール(カスタード)を炊く所から始まり…
生菓子の仕込み、生地.焼菓子の焼き、ケーキの仕上げ などに分かれた仕事をそれぞれ経験していき、練習しながら出来るようになります。
どの仕事も 綺麗に早くを心掛け、『仕事』にしていきます。
汚くゆっくりは誰でも出来ます。
その『仕事』でお金を貰うには 誰でも出来る…ではダメなんです。

美しい物は美味しい!!
これは尊敬する先輩が言っていた言葉です。
美しい物を作るには、作り方を理解するだけではなく、生地やクリームなどその時に扱う物の状態を見極め、それぞれ最高の状態で作業する必要があります。
クリームの絞り一つにしても、欲しい形に絞る‼︎その為には、クリームが良い状態でないと絞れません。柔らかすぎてもだれてしまうし、硬すぎても絞りにくい…何より状態が違うと、求めている味にはなりません。
それでいて更に、綺麗に絞る練習を繰り返す必要があります。

これはパイピングの練習です。

最初に働かせていただいた個人店で、仕事が終わって練習させてもらっていました。
その時の写真です。
綺麗に早く描けるように何度も練習をしました。

ケーキを1つ作れるようになるまでには沢山の技術を付けなければいけません。
大変な事ですが、自分が出来るようになった事が目に見えて分かるので 努力し甲斐があります。
自分が少しずつでも成長していると実感する事が出来るのでとても面白いです。

プライベートでもその技術を活かす事ができる

友人の結婚式に参加させてもらったり、プレゼントを送らせてもらいました


友人の結婚式の為にマジパンやチョコでお祝いの品を作りました。
実際にウエディングケーキに乗せてもらった物もあります。
専門学校卒業して間もなかった為 技術的にはまだまだ…なのですが、心を込めて作らせてもらいました。


ウエディングケーキそのものを作らせてもらった事もあります。
結婚式場やホテルで式を挙げる場合、ケーキの持ち込みは難しいのですが…この友人達はレンタルスペースを貸し切っての結婚式だったので、ケーキを担当させてもらいました。
薔薇をイメージしたウエディングケーキです。
この時は二次会用も作らせてもらいました。

結婚式の最後に配るプチギフトを作らせてもらった事も!アイシングクッキーを100セット!

自分の大切な友人の結婚式に少しでも関われるってありがたいなって思います。
そんなお菓子やケーキを作る時間はとても幸せな時間です。

大切な人の記念日にお家でケーキ


これは私の祖母の米寿のお祝いの時の写真です。
高校を卒業してからはなかなか実家に帰れず…
10年ぶりに祖母の誕生日を一緒にお祝い出来る!という時が丁度 88歳の記念の年でした。
いつも私が実家に帰る度に”しんどくなったら帰っておいで!帰る場所があるんじゃけぇね”と優しい言葉をくれていた祖母。
その言葉のおかげで 家族と離れていても頑張る事が出来ました。
喜んでくれたこの日の顔を思い出すと今も心があったかくなります。

友人の大切な日のお手伝い 

こちらは最近ママ友さんの長男君が2歳のお誕生日を迎えるという時に アイシングクッキーを一緒に作りました。
クッキーをちょっとお手伝いして、アイシングで絵を描くのは ママ本人が愛情たっぷり込めてやってくれました。
お子さんも当日とても喜んでくれたみたいで良かったです。

まとめ

今、思いついただけでも パティシエになって良かったなと思うことはこれだけあります。
仕事をしているその瞬間に 良かった…と思う場面も沢山出てきます。 
そんな風に思えるのも、5年、10年と、沢山の人に支えられながら、ここまで続けてこれたからだと思います。
続けていないと見えない世界が沢山あることを知りました。
これから パティシエの仕事を頑張ろうと思っている人に、この 続けていないと知ることが出来ないパティシエの仕事の楽しさを知ってほしいなと思います。
私自身も もっと先の知らない世界、これからも沢山の事を吸収し、学んでいきたいと思います。
楽しみながら一緒に頑張りましょう。

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