これについて、妊娠が分かった時からすごく悩みました。
安定期に入る前、親や親しい知人には妊娠をした事を伝えていました。
知人の1人が”出生前診断”を受けた方がいいんじゃない?!と薦めてくれました。
その人の奥様は2人目を妊娠された時に35歳を超えていたらしく、奥様は泣きながら反対したけど…検査を受けてもらった と言っていました。
その話を最初に聞いた時は、”それって、染色体異常があったら堕す為に受けてもらったのか。なんか可哀想…”と思いました。
しかし、その人の考えとして
“もし、障害を持った子どもが産まれた場合…苦労するのは自分達じゃなく、上の子なんだ。自分達が生きている間はもちろん一生懸命育てるよ。世話をするよ。でも、親の方が先に死んでしまったら残されたその子は誰が面倒見てくれるの?兄弟になるでしょ。そんな負担をかけさせるなんて可哀想だから、、、その為に調べるんだ。”
と話してくれました。
その話を聞いた時に涙が出そうになりました。
子どもを産むって、その家族の何十年も先の未来も考えないといけないのか…とハッとしました。
大きな大きな責任を背負う事なのか…
自己中に自分がやりたいように今まで生きてきた私には大きすぎる‼︎とビビってしまいました。
35歳を超えると染色体異常の子どもが産まれる確率が急激に上がるらしいのです。
私はこの当時31歳…お腹の中の赤ちゃんが産まれる頃には32歳になっている。という事を考えると、高齢出産になるの?
今まで体をボロボロにしながら仕事を続けてきて、お酒も飲みまくってきて、、、こんな私が健康な子どもを産めるのか?!という不安もあったので、”私の赤ちゃんは大丈夫♪”なんて思えませんでした。
旦那と相談して、出生前診断について色々と調べました。
しかし、検査をした方がいいのか、しなくていいのか…なかなか答えが出ませんでした。
両親に相談した所、母は”しなくていいんじゃない?!”と、父は”やっておいた方がいい!”という意見でした。
もし受けるなら、新型出生前診断は10〜16週目頃まで、羊水検査は15〜18週目頃までと検査可能時期が決まっています。
期限が決まってるとなると、余計に悩みます。。
休業に入っていた為、悩む時間もたっぷりありました。
、、、結果として、私は出生前診断を受けませんでした。
最初は妊娠している実感がなかなか湧かなかったのですが、休業中家でゆっくりと過ごし、少しずつお腹に赤ちゃんがいるんだなと自覚してきて…お腹の子が可愛く可愛く思えてきました。
それと同時にどんな子が産まれてきてくれても全力で受け入れる覚悟が出来てきたんだと思います。
これも休業により、たっぷりと時間がもらえたおかげかもしれません。
もし、これが2人目の子どもだったり、自分の環境が今と違ったり…だったとしたら、出生前診断を受けていたかもしれません!!
もし出生前診断を受けて、
もし染色体異常が分かったとしたら、
その時 どうするのが正しいのでしょう。。。
それは、何が正解かなんてその人によって、その家族によって、その時の状況によって違うんですよね。
きっとこれからも沢山、悩んで考えて、それでも何が正解なのか分からない・・・という場面が出てくると思いますが、その都度みんなで一緒に悩んで悩んで…家族にとって一番良い選択が出来たらなと思います。
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